「明治14年の政変」によって基本政策が変更されると、東京師範学校の教育方針は、批判されるようになった。近代的科学の教授をめざす道徳教育批判の方向と、元田永孚を中心とした宮中保守派の儒教主義路線とがかみ合わなくなったからである。同年8月19日「師範学校教則大綱」によって各府県設置の師範学校の基準が示されると、その水準や教育内容も国の基準にそって制度化されるようになった。大綱によれば、師範学校は初等師範学科、中等師範学科、高等師範学科に分かれ、修業年限は、それぞれ1年、2年半、4年とされた。
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