健康指導における看護師の役割

2011.12.12

医療従事者は患者の本質的な理解力や能力をとらえそこなっていることが多い。医師が患者に教えていることに看護師が異議を抱かないかぎり、医師の指示を必要に応じて補足することは看護師の職分のうちである。患者がどんな思い違いのために悩んでいるか、自分の健康法を実行するうえでどんな間違いをしているか、それを見つけ出さないかぎり、看護師は患者が何を必要としているか分からないだろう。健康指導における看護師の役割をわずかなスペースで正当に評価するのはむずかしい。まとめていえば、教えることは看護師のすることすべてに本来含まれているのである。しかし、だからといって、なるがままにまかせておいたり、何とかうまくいくだろうと思ったりしてよいわけではない。看護師は他の医療従事者の誰よりも、病気という患者の全体験を、より十全に生きることを学ぶ機会とすることができるのである。患者に対して何かを行うときはいつも、これのやり方あるいはこれのこの部分をこの患者あるいは家族の誰かに教えたほうがよいのではないだろうか、と自問すべきである。

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