テープを聞くにはヘッドフォンで耳に直接刺激を

2011.06.12

ネイティブの英米人が話す英語を録音したカセットテープの聞き方にもコツがあるので、その具体的な方法をご紹介しましょう。それは、カセットテープを聞くときには、ヘッドフォンかイヤフォンを使って耳により強い刺激を与えることです。なぜそうすることが必要なのでしょうか。学生のとき、苦手な授業を聞いていると、先生の声が段々遠くなってきて、まるでBGMのようになり、気がつくと気持ちよく寝入ってしまったということはありませんか。言葉も自分にとって意味のあるもの、理解の及ぶものでないと、脳は言葉として受け入れにくいという特徴があります。言葉として受け入れられないと、どうなるのかというと、音楽のような感覚的なものを受け入れる部分で受け取られてしまうのです。日本のある医学者は、「日本人は、虫の鳴き声を美しい音として聞くのに対してアメリカ人は雑音にしか聞こえない」という説を発表しています。なぜ日本人にとって虫の声が美しいのかというと、虫の鳴き声が文学的で情緒的なものとして脳が認識するようになっているからだというのです。この研究には、研究対象として日本人が特殊な環境にある人たちであったことから否定的な意見もありました。けれども、自分が苦手な学問などの話を聞くことが、その人のやる気とは関係なしに、脳が勝手に受け入れを拒否することもあるのだという例えにはなるのではないでしょうか。普段聞き慣れないうえに、意味が理解できない英語は、ただ聞いているだけでは、BGMのようにただ耳を通り過ぎていくだけになってしまいがちです。つまり、脳にきちんと注意を傾けさせなければ勉強にはなりません。少しでも英語を音楽的にしないように、空気を通して英語が伝わってくるステレオよりも、ヘッドフォンやイヤフォンを利用することをお勧めします。それは、直接、両耳に英語を流し込むことで、脳を常に強く刺激して、聞こえてくる英語に注意を注ぐように仕向けることができるからです。ヘッドフォンを使ってみると、自分でも驚くほど長い時間、集中して勉強できるでしょう。ぜひ試してみてください。

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