さまざまな切り口で商品を選び出せる検索機能を使うことによって欲しいものを効率よく選んで買える、「検索買い」の仕組みを備えているのも特徴の一つです。また店舗においては在庫スペースの都合上、サイズやデザインの品揃えに制約がありますが、ウェブサイト上では豊富な品揃えを提供することが可能です。GAPのオンライン販売においては、さらに顧客の購買履歴に基づくパーソナルな商品提案を充実させようと取り組みを進めています。顧客にとっては自分のサイズや嗜好に合った新商品が入荷するとタイムリーにお知らせがあるということになりますが、これは雑多な商品が脈絡なく載っているチラシ広告よりは数段受け取りがいがあります。あらゆる顧客の購買シーンに対応できるようにGAPは巧みに両方のチャネルのすみ分けを行っています。その結果、顧客はその利便性と気軽さから気がついたらGAPブランドを手にしているというのが同社の狙いなのです。こうして「何となく選んでしまう」ということの積み重ねとしてeロイヤルティを醸成し、結果としてブランド構築につなげていく、というのがクリック&モルタルの典型的なブランド戦略です。